初心者向け記事【艦これ入門】連載中

【艦これ攻略】6-3警戒陣:釘拾い2024

  • 2024年8月19日
  • 2024年9月17日
  • 艦これ

2023年版の釘拾い編成をブラッシュアップしました。

実際に回してみたところ、なんとなく今までより成績が良い気がしたので、実測するなどしてもう少し詳しく調べてみます。

昨年までの記事

索敵スコアの計算などについては昨年の記事を参考にしてください。

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警戒陣の仕様、B勝利条件についてなどは2021年の記事を。

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6-3:グアノ環礁沖海域

A→C→E→G→H→J
E→Gの羅針盤で航空偵察マスを通るルートに固定するため、水母1軽巡1駆逐4で編成します。

陣形

マス 陣形 備考
C 単横陣 警戒陣より単横陣の方が突破率が高い
E 警戒陣
J 警戒陣

編成

3編成で回しています。

基本的には2023年編成とおなじ方向性で、並び順などは変わっていません。

日進、矢矧は全編成共通。

矢矧に疲労がついた場合は、旗艦と入れ替えて1周するのが手軽です。その他、疲労抜きで他海域に出かける、1編成は別の矢矧を使う、交代要員をスタンバイしておく、ダメージを受けていた場合にはバケツでcond40まで回復させる……などが考えられます。

まれにですが、Eマスの戦闘で瑞雲が多数撃墜されると、Hマスの航空偵察が「成功」になってしまうことがあります。

編成A

編成B

編成C

Fletcherの夜戦火力が編成A~Bに劣りますが、大勢に影響はないかなと思います。

過去の編成

2023年の編成

編成A

編成B

編成C

過去の編成との違い

昨年の編成との主な違いは下記3箇所です。

水爆の強化

日進に装備している瑞雲系装備はすこし強化されました。

瑞雲(六三四空/熟練)よりも瑞雲改二(六三四空)の方が対空射撃回避性能が高いです。※詳しくは昨年の記事参照

また改修した分、爆装にボーナスがかかっています(★10で+2)。

上位瑞雲が揃っていればCommandant Testeを使うのも良いかもしれませんが、バケツ消費が上がってしまわないかどうかはちょっと分からないです。

Commandant Testeの場合、ボーキ消費はすこし増えますが、航空偵察のスコアが上がり、Hマスで「成功」が出てしまうのを防ぐことができるメリットはあります。

5番艦の火力

警戒陣でも火力の落ちない警戒艦(4~6番艦)のうち、5番艦の火力が上がりました。

2023年編成では火力85~86でしたが……。

今年の編成は火力86・94・90となっています。

4番艦の火力

警戒陣の回避ボーナスがそれほど高くない割に狙われやすい4番艦には、Ташкентを採用していました。初戦でMVPを取り、以降のマスではキラキラ状態で戦闘に入る狙いです。

初月改二でも同様のことが可能で、その場合、火力が上がります(85~86)。射程は中に伸ばしておきます。

Ташкентでも十分強いのですが、だいぶん上乗せできますね……。

Mogadorも、対潜値が低めであるためケッコン前提にはなりますが、同様の装備構成ができます。

火力がスゴイし、Ташкентとは違ってバルジも載るなど優秀。

時雨改三も、補強増設に爆雷を載せることで同様の役回りができそうです。ただし、射程は短です。

実測値

各100周の数字です。

編成 撤退数 ボス夜戦回数 ボスC敗北 釘獲得 バケツ消費 釘:バケツ比率
編成A 1 6 1 開発資材190 バケツ97 1.96
編成B 3 5 1 開発資材197 バケツ86 2.29
編成C 5 7 0 開発資材203 バケツ103 1.97
2023年 編成A 4 9 0 開発資材175 バケツ101 1.73

※2023年は編成Aが一番強い編成、ただし釘の獲得数は不作気味

所感

周回中、ボス夜戦の必要な回数が少なく、S勝利・完全S勝利も多かったことから、感触が良いのは感じていました。

ただ「リザルトの成績が良い=開発資材釘が効率良く獲得できる」とは限らないので、どうなのかなと思っていましたが、こうして見るとバケツバケツ消費量が減り、釘:バケツ比率が上昇しているように見えます。

注意点として、2023年の編成Aは釘が不作気味で、後述しますが同航戦以上を引いた回数が51回と少なめでした(今年の編成Cが54回)。この条件が異なることを考えると、単純比較は難しいかもしれません。

感覚としては、警戒陣でここまで押し込めるというのはちょっと意外でした。

釘の獲得数に関しては100周程度ではかなりバラつくのですが、今回は、たまたまですがどの編成も獲得数がおなじくらいに落ち着いたので、この数字で比較して大丈夫だと思います。

撤退率はおそらく3%近辺なのでだいたい想定通り、ボスC敗北は0.5%前後になるはずなので少しだけ運が悪かったかもしれません。

編成A~Cの比較

今回は編成Aが一番弱く、瑞雲系の強化以外は昨年の編成A・Cとほぼ変わりません。

にも関わらず、ボス夜戦回数・バケツ消費ともに編成Cを上回っています。これは交戦形態がすこし偏ったからかな?と思っています。

以下が各交戦形態とリザルトの総数です。

交戦形態・リザルト 2024年 2023年
編成A 編成B 編成C 編成A 編成B 編成C
交戦形態
T字有利 15 17 12 7 16 7
同航戦 53 42 42 44 42 47
反航戦 24 31 31 37 30 32
T字不利 6 7 10 8 9 8
リザルト(昼戦)
完全S 1 6 2 1 0 0
S 4 4 2 0 3 3
A 47 40 39 33 31 37
B 40 41 43 52 50 40
C 6 5 7 9 12 14
D 0 0 0 0 1 0

「T字有利+同航戦:反航戦+T字不利」の数値を比べると、編成Aが「68:30」、編成Cが「54:41」なので、やはり交戦形態が原因と思われます。

先ほど例に挙げた2023年の編成Aは「51:45」で不運だったようです。

2024年と2023年のリザルト比較

2024年と2023年を比較すると、やはりリザルトが全体に良くなっています。

したがって、おおむねリザルトに比例してバケツバケツが少なくなるのであれば、バケツバケツ減少効果はあるように思えます。

昼戦C敗北(ボス夜戦)は明らかに減っていますが、これは所要時間、消費弾薬、周回時のcond値管理の点で少しずつメリットがあると考えられます。

また夜戦をしないで済むことによる時短効果はかなりのもので、時間あたりの戦果効率も大きく上昇しました。

ボス夜戦(昼戦C敗北)になる場合

ボス夜戦が必要になるのは、ボス戦の前に警戒艦(4~6番艦)が中破していたり、全体に小破の艦が溜まっていたりする時が多かったです。

警戒艦はたとえ小破でも、耐久が減ってカスダメで中破が見えるくらいになったらバケツバケツを使った方が良いかもしれません。

なお、ひとくちに昼戦C敗北と言っても状況は色々で、同航戦の場合は敵艦隊が残り3~4隻といったところなので夜戦をすれば問題ありません。

一方、反航戦以下ではピンチになることがあり、T字不利では悪くすると自艦隊が凹られつつ敵艦隊は5~6隻残っており、夜戦後のC敗北が見えたりします。

かみ合わせが悪いと、自艦隊が2隻やられただけでもC敗北に……。※これはかなりレアだと思いますが

ボス夜戦の回数自体は減っているので、それならば夜戦対策で魚雷CI装備にしている主力艦(1~3番艦)は、いっそ主砲装備でも良いのでは?という気もしますね。

このあたりはシミュレーターで少し比較してみようと思います。

シミュレーション

※50万回試行でシミュレートしていますが、バラつきはあるかもしれません

編成 撤退率 ボスC敗北率 補給消費/1周 バケツ/1周
編成A 3.7% 0.5% 52
63
9
バケツ0.98
編成B 3.3% 0.4% 57
64
9
バケツ0.96
編成C 3.8% 0.6% 62
64
9
バケツ0.98
2023年 編成A 4.1% 0.8% 54
63
10
バケツ1.01

※2023年の編成は、今回、他の編成と条件を揃えて改めてシミュレーションし直しました
じつは昨年行ったシミュレーションの方が結果が良かったのですが、同条件かどうかちょっと不安があります

シミュレーションで比較してみると、バケツバケツ消費率はすこしだけ向上しているようです。しかし、そこまで大きくは変わらないですね。

また初月改二が入った編成は燃料消費が微増しています。

主力艦を主砲装備にした場合

今年で一番結果が良さそうだった編成Bの、雪風・綾波を単純に主砲装備に置き換えてみた場合のシミュレーション結果です。

※本当は綾波のところは補強増設に電探が載る艦の方が良いです

編成 撤退率 ボスC敗北率 補給消費/1周 バケツ/1周
編成B 3.2% 0.9% 57
64
9
バケツ0.96

バケツ消費率はほぼ変わらないですね。

ただリザルトは全体に悪化してしまっています。夜戦C敗北率が高くなってしまうのはもちろんとして、昼戦の評価も下がっているのは閉幕雷撃も影響してるっぽいですね。

単純に昼戦C敗北率も上がるでしょうし、あまり推奨はされない気がします。

編成B

編成B(主砲装備)

編成の改善案

支援艦隊のためにメインの時雨改三が出払っています。

イベント海域の攻略が終わって、朝霜改二(表示火力86)の代わりに入れられるようになれば、すこしパワーアップできます。

現状、12.7cm連装砲C型改三Hは1本しか持っていないので、12.7cm連装砲C型改三x2本になります。

朝霜改二のところは、黒潮改二にしても良かったです。

12.7cm連装砲D型改三が2本あれば夕雲型でも良いかもしれないですが、1本しか持っていません

12.7cm連装砲C型改三★10x2本でこの火力が出せます。

朝霜は三式水中探信儀改で対潜値+17が得られる点が優れていたのですが、黒潮の場合、なにげに12.7cm連装砲C型改三に対潜値+3がついており、これは装備対潜のはずなので合計で威力は+18相当あることになります。※ソナーの対潜値ではないので、対潜命中は上がりません

その後の編成

(2024/9/17追記)

その後、若干変わってこのようになりました。

編成A

編成B

編成C

矢矧の位置を6番艦→2番艦に変更しました。

被弾=修理費を抑える狙いです。警戒艦(4~6番艦)に置いておくと被弾が多いのと、代役の駆逐艦も火力が高めなのである程度役割をこなせるのかなと。

矢矧が2 or 3戦目でMVPを取れないと疲労がつくので、その際は旗艦と入れ替えて1周します。

またこの位置だと火力が必要なく夕張でもOKなので、こちらも回してみています。

まとめ・所感

  • 警戒艦(4~6番艦)の火力アップ
  • 瑞雲系装備の強化

……により、全体に成績が底上げできるようです。

もうあまり変わることはないだろうと思っていたので、少々意外でした。

また戦果効率も上がり、主力の海域とくらべても遜色ない時給が出るようになっています。イベント中の戦果稼ぎにもオススメです。

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